// mental ray - ジッタ(jitter)って?


今回はmental rayのジッタについて。

mental rayでレンダリングした際に特定の状況下で
以下のような点線状のアーティファクトが発生することがあります。
環境マップを変えても、アンチエイリアスレベルを上げても、
何をしても完全に消えることはありません。



これを取り除くための機能がジッタ、と呼ばれるものです。
(mental rayのqualityタブ中段あたり)



適用結果を見ると、きれいにアーティファクトが取り除かれています。
使い方はチェックマークひとつをオンにするだけと、とても簡単。



なぜジッタを有効にするとアーティファクトが減少するのかは謎ですが、
公式ヘルプには以下の用に記述されています。

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サンプリング位置を系統的に変化させることによってアーティファクトを減少させます。
ジッタリングしない場合は、ピクセルまたはサブピクセルのコーナーにサンプリングが行われます。
ジッタリングによって、ライティング分析の結果に応じてサンプリング位置が変化します。
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ヘルプが直訳すぎてよくわかりませんが、
(たぶん)要するにアダプティブにサンプリングする、ということっぽいです。

このアーティファクト現象はカラーのみならず、
AOのレンダリング時にも発生することがあるので要注意です。